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発達障害の子どもがユーチューブ、ゲームのやりすぎる!その対策は?【コミュニケーション編】

発達障害対応
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発達障害の子どもは、ゲームやユーチューブからどうして離れられないの?

発達障害の子どもが、ゲームやユーチューブの視聴時間が増えている

視聴をやめさせようとすると、キレてしまい手がつけられない

このままだとゲーム中毒になるのでは?

親としてはとても心配になりますね。

 

人間関係がうまくいかない、勉強が難しくなってきてできない

暇になると、その悩みで頭がいっぱいになり、ゲームや動画をみている間だけ、悩みを忘れることができる。

子どもが自分の心を守るためにゲームや動画を見ている場合があります。

 

この状況で制限時間を決めても、動画がないと苦しくなるので、ルールを守ることは難しいでしょう。

そしてゲームや動画をとりあげると、子どもは苦しくなるため怒り、親との関係は悪くなっていきます。

毎日を子どもとよい雰囲気で過ごし、話し合える関係でいないと、制限はうまくいきません。

また、心が満たされない原因が、学校の成績、友人関係、いろいろあって、お母さんがそこに直接かかわることができない。

そんな時、子どもの満たされない気持ちを、家庭での関りで、満たしていくコミュニケーションについてお伝えしたいと思います。

満たされない気持ちを、ゲームや動画で埋めようとしている時の声掛け

子どもの心を徐々に満たし、よい関係ですごすための、声掛けの仕方について紹介します

日常生活の中で「褒める」「認める」「受容」をとにかく増やして、心にエネルギーをためていくことが大切です。

日々の生活を注意することより、「褒める」「認める」のほうが多い雰囲気で過ごすことが必要です。

子どもを「褒める、認める」が7割、「注意する」が3割くらいの比率に変わってくると、現状に変化がでてきますよ。

やり方を詳しく説明していきます。

*「褒める」のコツ

「褒める」というと、なにかいつもより良いことをしたら褒めるイメージがあります。

しかし普段より良いことをする場面のみ褒めると、なかなか褒めることが見つかりません。

「いつもできている事」でいいので褒めましょう。

「早起きしてきたね」

「食器さげてくれてありがとう」

「ゴミ箱にゴミ入れてくれてうれしいわ」

 

できて当然の事を、大げさに褒めなくていいので、「ありがとう」「うれしいわ」と肯定的に声掛けしていきましょう!

*「認める」のコツ

「認める」とは今、子どもがやっていることを、声にだして言うだけです。

「ご飯食べ終わったね」

「お風呂あがったのね」

「漫画よんでるんだね」

 

「こんなんで、心のエネルギーがたまるの?」と思うかもしれませんね。

心理学では「褒め」よりも「認める」のほうを重要視する人もいるくらい、大切な方法です。

「褒める」だと、人から褒められる事を動機として、良い評価ほしさに、行動するように傾向がでてきてしまいます。

褒められないなら、ルールを無視する可能性もでてきます。

 

「認める」だと評価せずに、子どものありのままに注目しています。

そのままの子どもに、良い悪いの評価なく、関心を注ぎ続けています。

ありのままを認められた子どもは、長期的には他人の評価にふりまわされず、自分で考え、判断して動ける人になっていけるのです。

 

なにか褒められるような特別なことをしなくても、いつものままでも、親に関心をよせてもらえている事が伝わると、子どもの心にエネルギーがたまってきます。

「たけし、おつかれー!」のように

声掛けの時に名前をよぶだけでもOKですよ。

*受容のコツ

子どもの気持ちや考えを、ことばで受け止め確認することを「受容」と言います。

たとえば、子どもが、約束の時間外に「ユーチューブみたい」と言い出したとします。

お母さんとしては、すぐに「今は、時間じゃないよ」と返事したくなりますね。

「受容」をとりいれると

「ユーチューブみたいのね。(受容)」と一度は子どもの考えを言葉にします。

それから「でも、今は時間じゃないから、おやつの後にみようね」と見通しを伝えます。

 

受け入れられない意見であっても、一度は子どもの考えや気持ちを言葉にだして確認する。

意見を採用されなくても、考えを理解されている経験を積むことで、子どもの気持ちは安定していきます。

 

我が家では小学生の子どもの不安が高まって、ささいなことで泣いて不安定な時期がありました。

その時期に、「受容」を知り、会話にとりいれることで、短期間で子どもが泣かなくなり、心が安定した経験があり、とても驚きました。

褒める、認めるはすでに行っていたので、子どもの思いや考えを「受容」でひとまず受け止めることの大切さを知りました。

 

お母さんの正論や結論でなく、まず子どもの考えや気持ちを、声に出して確認してみてくださいね。

視聴を終了するためのテクニック

注意してもなかなかゲームやユーチューブの視聴をやめてくれない子ども。

「視聴をやめさせる声掛けテクニックが欲しい!」と思いたくなりますよね。

ゲームやユーチューブを終了するための、会話のコツがあります。

*会話をする前の親のこころの準備

「また、時間を守っていない!」

お母さんが、怒りにスイッチが入った状態で会話を始めてしまう。

よくありますね。私も時間を守っていない時は、ついイラっときます。

しかしお母さんが怒って注意するといると、子どもは一時的に視聴を中断したとしても、親子関係はいい方に傾いていきません。

怒られてイライラする子どもは、さらにゲームやユーチューブを手に取りたくなり、視聴時間がのびるという悪循環を生みだします。

穏やかに注意できる精神状態にまず、お母さんが整えてから、話し始めましょう。

*予告(時間・回数)

時間になったら突然電源が切れてしまい、ゲームや動画が中断されて、子どもの怒りが大爆発!

こんな事態は避けたいですね。

我が家は、次が最後の動画であると予告して、10分程度の動画をみたら終了するようにしています。

 

「次が最後の動画だよ」

「あと3回ゲームやったら終わるよ」

少し前に予告をして、やめるための心の準備をさせています。             

*区切りの良いところで終わり、次の行動にさそう

動画やゲームが盛り上がっているのに、時間が来たから終了する事は、時間制限は切り替えの悪い子には難しいです。

番組が終わる時、ゲームがステージが終了したところなど、「区切りのよいところ」を狙う方がうまくいきます。

我が家は最後の1つ、ユーチューブなら最後の番組、ゲームなら最後のステージを決めて、それがおわる2分前くらいに「あと2分だよー」と伝え、終了します。

終わった後、暇だと、またついゲームに手がのびてしまいます。

「終わりだね。おやつにしよう」

漫画を読む、おやつにするなど、次の活動にさそうと終了がスムーズになります。

*視覚化されたタイマーの利用

時間でくぎる時は、時間を視覚化したタイマーをおすすめです。

10分と決めても、時間の感覚がそもそも備わっていないのに、10分たったから終了するのは、切り替えのよくない子どもにとって、これもまた難しい事といえます。

おすすめのタイマーはこれです。

残り時間が円グラフのように目でみてわかるようになっています

この8㎝サイズだと「蓋」がついており、タイマーをかってにいじって時間を変えてしまう事も防げてちょうどいいですよ。

残り時間が目に見えるので、心の準備がしやすくなります。

いかがでしたか?

満たされない気持ちをゲームや動画で埋めようとしている時、まずは、家庭で穏やかに話し合える関係をつくり、子どもの心を徐々に満たす必要があります。

声掛けの仕方として、「褒める」「認める」「受容」を心がけて日常生活を過ごしてみてください。

発達の特性で、切り替えのよくない子どもが切り替えるためには、こんなことができます。

タイマーを使う

予告(時間・回数)をする

区切りのタイミングの見極め、次の行動にさそう

子どもの満たされない心を、日々のコミュニケーションで改善しつつ、切り替えるためのテクニックもつかって、ゲーム、ユーチューブとうまく付き合いましょう。

応援しています!

子どもが、ゲームやユーチューブに「ハマる」しくみと、やりすぎないための「環境設定」、ゲームを成長につなげる「体験へのつなげ方」を前の記事でお伝えしました。

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