「こうするべき」という「当たり前」が子育てを辛くし、「当たり前」ができない子どもを否定していると、育児はもっと辛いものになりがちです。
また、内心子どもを否定して、信じられない時、その背景には、お母さん自身が自分を否定している場合もみられます。
子どもを信じて、受け入れるためには、お母さんの「自己受容」が必要になるのです。
前の記事で自己受容のやり方とそのコツについてお伝えしました。
今よりラクで楽しい子育てにしませんか?「自己受容」で「当たり前」を見直そう!
「自分の気持ちを受け止められない。」自己受容ができない時のコツ【前編】
まずはそちらを見てくださいね。
自己受容を繰り返してやっても、気分良くならない。
前編のコツをためしても楽にならない、と思う人もいるでしょう。
もうやっても意味が無いと思った時、ここを突破するカギについて、ここではお伝えしたいと思います。
エネルギー切れで、取り組めない時は、好きな事をする
自分に優しく、共感的にすごしていなかった人にとって、共感的にあろうとすると、心のエネルギーを消耗します。
今までの否定的な思考パターンは努力しなくても、自然とでてきますし、それに気づいて考え方を変更しようとすると、新しいとりくみはとても疲れてしまうものです。
エネルギーを充電するには、自分の好きな事をすることが必要です。
・好きな音楽を聴く
・好きなコーヒーをいれる、
・好きなアロマオイルをつかう
・好きなスポーツをする
自分がリラックスできたり、楽しめる事をとりくみます。
何が楽しかったのか、もうわからない時
「何も楽しくない…」という方は、かなり疲れていて、エネルギー切れになっているかと思います。
ここに来るまでに、もうずいぶん頑張ってきました。
まず、スケジュールをつめこまず、休みの時間を意識的につくりませんか?
そして「今日食べたいものは何?」というような、普段のスケジュールの中で、より楽しめそうなものを意識的に選んでいきましょう。
買い物で欲しいと思ったものを、金銭に無理ない範囲で手に取ってみましょう。
「問題が解決しないと楽しめない」と思っているかもしれませんね。
育児の悩みはお母さんのイライラや不安が強いと、子どもへそれが影響し、改善しづらくなります。
「自分を楽しませたり、親がいい気分ですごせる事が、解決への近道」だと思うと、休んだり楽しむことをチャレンジしてみたくなりませんか?
家にいても、でもやりたいことはできる
まずは、日々の好きな食べ物、欲しい服を買うなどして、心のエネルギーをためていきます。
ただ、物を得ても満足感は一時的で、あまりつづきませんね。
なので、これをやったらわくわくする、これをやってみたいと思う事に取り組むといいでしょう。
やりたい事なら、無理しなくても継続的に続ける事ができると思います。
習いたい、やってみたい事があるけど、子どもが小さいから、一人で置いていけないから、できない時期もありますね。
ただ、今はオンラインでできる事が増えました。
「ココナラ」のような、個人の知識や技術をWEBで販売できるサイトで、在宅で自分の得意を仕事にすることができます。
また、習いたかった講座をオンラインでうける機会が増えました。
私も過去にヨガ、マインドフルネスなど、ペアレントトレーニングなどオンラインで受講した時期があります。
また、在宅でやりとりをすべてして、ライターとして、ライティングの勉強がてらに記事を買ってもらっていた時期もあります。
家にいても、オンラインで探してみると、やりたいことや、自分にあった仕事が、できるようになっているかもしれませんよ。
やりたいことを取り組むと自分が変わってくる
やりたいことを取り組んでいると、時間の使い方が変わってきます。
まず、自分や他人を否定する事に時間を使う暇がなくなってきます。
多くの場合、炊事、掃除など、あまり頭を使わずにできるけれど好きでない作業時間は、自動思考でネガティブな思いが頭をまわりやすい時間になります。
その時間がもったいないので、単純作業時間は、好きな音楽やオーディオブックを聞いて、楽しみや好きな事の勉強時間に変えてみませんか?
Amazonの本を聞くサービス「Audible」はお勧めで、私はよく使います。
そうするとネガティブ思考がわいてくる時間が減ります。
私も、炊事の時間にオーディオブックで読みたい本を聞いて、勉強し、隙間時間をつかって、少しずつ記事を書いていました。
そうすると、自分や他人を否定する時間はますます無くなりました。
思うような内容で記事がかけると充実感があるので、子どもにも寛容になりました。
お母さんからイライラしたり、否定のエネルギーがでなくなると、子どもも安定してきます。
お母さんの無言のイライラと否定を感じ取っていた子どもも、否定を感じなくなり、子ども自身も、自分への否定を減らすことができるようになってきます。
子供自身の否定ががへって、心が安定してくると、自分からやりたいことを始めたり、行動をしてくれます。
我が家も、子どもが突如、料理作りたい、工作作りたいと言いだしたり、思わぬ優しさを私にみせたりと、期待してもいないのに、成長を感じさせる行動をしてくれるようになりました。
なんでもかんでも受け入れなくてもいい
自分のやりたいことをチャンレジし始めても、子どもの干渉ですすまず、こどもを邪魔に感じて、怒ったりすると、子どもはたいがい荒れます(汗)
「やりたいこと邪魔されたら、腹が立つよね。」と自分に優しい言葉をかけて、まずは自己受容します。
怒りはニ次感情なので、一次感情を探して、そちらも受容します。
「自分のやりたいことを邪魔されて、悲しかったんだね」
その後、「母さん今これやりたいから、〇時まではやらせて。その後一緒にあそぼう」などと伝えて、子どもの了解を得て時間を作ります。
記事に集中する時間と、子どもに対応する時間を分ける事にして、お互い丁度よいペースを探しました。
嫌な事があったら、なんでも受け入れる必要はなく、変える事のできそうな現状はかえます。
その時は、相手を否定して怒るのでなく、一次感情である自分の悲しい気持ちと理由を伝えると、相手に理解して、受け入れてもらいやすいです。
伝え方のコツは別の記事で紹介します。
現状を変えようと動いたけれど、簡単に変えられない現状は、受け入れると良いのです。
前編・後編で自己受容のコツをあげましたが、いかがでしたか?
1つでも自分に合いそうなものはありましたか?
取り組めそうな事からやってみてもらえたらと思います。
ここまで読んでくださった方は、自分に優しくして、楽しませる事を、避けてこられた人が多いのではと思います。
「忙しいから」
「役に立たない事だから」
「子どもを優先しなくては」
と、自分をケアせずに、自分の声も聞かずに、とにかく自分を後回しにされたのではないでしょうか。
今までやってこなかった「自分に優しくする」「楽しませる」事が、この先子どもと楽しくすごしていくために必要な事かもしれませんよ。
是非チャレンジしてみてくださいね!
コメント