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今よりラクで楽しい子育てにしませんか?「自己受容」で自分責めをもうやめましょう!

マインドフルネス
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発達障害の子育ては行き詰りやすい

自分の子育ては育児書や周りの子どものように進まない、と思ったことはありませんか?

いつまでにこれをできるようにすると良いという育児情報。

それをできるようにしようと取り組むけれど、子どもの興味をひかなかったり、抵抗にあったりと、うまくいかない事が多かったのではないでしょうか?

特に発達障害の子どもは、脳に特徴があり、物事の捉え方が変わっていたり、苦手な部分が多かったり、発達がゆるやかな部分があったりと、育児書通りにはいきません。

この年齢なら、当然できる事、やらなければならない事と思っていたことが、特性があるので、子どもにとって難しい事も多々あります。

周りの子たちが当然のようにできている事を、わが子はできない現実

・〇歳までに××はできるようになって当然だ

・片付けはできなくてはならない

・学校は病気でなければ行くべき

・友達とは仲良くすべき

・授業中は静かに座って聞くべき

当然できると思っていた「当たり前」が、子どもにはできず、お母さんも悩んだり落ち込みやすいものです。

まずは、支援機関に相談して、子どもの発達特性に合わせた対応や環境整理が必要です。

相談しても、状況が変わらない事はよくあり、行き詰ったお母さんは、子どもを怒ったり、自分を責めたりと、苦しい状況になりやすいです。

私もそうやって行き詰った一人です。

子どもを変えようとして、支援機関に相談し、様々な特性に合わせた取り組みをしましたが、変化は自分が期待するほどありませんでした。

次第に、今の子どもを否定して、自分を否定して、ネガティブな考えにとりつかれているから、うまくいかないのではないかと思うようになりました。

そんな時に、「自己受容」という考え方に出会い、現状を変えるために、自分を責める事をやめてみようと思いました。

取り組みを進めるうちに、希望どおりにならない現状に「まぁいいか。」「これで大丈夫なんじゃない?」と思えるようになってきました。

自分がおちついて楽に過ごせるようになってくると子どもの様子が変わり、現状も変わってきました。

今回は、自分を責める事をストップし、「当たり前」の思い込みを緩めて、気持ちが楽に過ごせるようになる「自己受容」についてお伝えしたいと思います。

自己受容と自己肯定感は違うの?

「自己肯定感」という言葉は、子育てする中でよく聞くことがありますね。

「自己肯定感」とは、自分の存在や価値を肯定する事です。

自己受容はそれとは少し異なっています。

「自己受容」とは、自分自身の良い所、悪い所をふくめて、ありのままに受け入れる事です。

自分のできる事やできない事を、ありのままに見つめた上で、この先どうしたいか考える事が、人が成長するには必要です。

自己受容せずに自己肯定だけしていると、失敗した時に、自分の価値を認められなくなり、ひどく落ち込み、鬱的になったり、自分の失敗を受け入れられず、人のせいにして他人を攻撃することも、あり得ます。

失敗しても、子どもが周りとよい関係を築きながら、またチャレンジしたり、成長していくためには自己受容は必要になるのですね。

親が過干渉だと、子どもが自己受容できない

発達障害の子どもができない事は、スモールステップを作り、子どもにやり方の指示を出しながら、丁寧にかかわっていこうと発達障害関連の本にはよく書かれています。

スモールステップを作って伝える事は、子の成長のために必要と思います。

しかし、親が不安子どもを信じる事が出来ず、手出し、口出しを過剰に行い、失敗を避けようとすると子どもも失敗を悪い事だと捉えます。

徐々に、失敗を恐れ、徐々にチャレンジさえしなくなっていく事もあります

また、過剰に手出し口出しし、子の意向を聞かず親だけで判断すると、子どもの判断力が育ちません

そして、自分で考え決定せずに育つと、子どもは判断できない自分を信頼できず、自己受容は育ちづらいのです。

自己受容が乏しい子どもは、もともと持つ特性に加えて、更に問題をおこしやすくなります。

子どもの自己受容を育てるには、どうしたらいい?

子どもが大丈夫と信じられないから、親が過干渉になってしまう背景には、親が自分に自信がなく、自分を否定している事が考えられます。

「自分の事を受け入れている分だけ、他人を受け入れる事ができる」、と心理学ではいわれています。

親が自分に自信がなく、自分を否定している状態では、他人である子どもを受け入れる事は難しいのです。

自分の価値基準から外れている子どもが、大丈夫だと信じる事ができず、失敗を避けるために、過干渉になります。

子どもを信じるためには、まず、親自身が自己受容して、欠点もあるけれど、これでいいと思える事が必要なのです。

親が今の自分や現状を受け入れ、良い所も、うまくいかないところもふくめて、OKと思えた上で、「いま、何ができるかな?」と考えて行動する事を意識する。

親がそんな態度で過ごせると、子どもはその考えや態度を少しずつ自分に取り入れて自己受容が進みます。

特性から色々なトラブルが起きても、過剰に自己否定したり、他人を攻撃せずにすごせるようになっていきます。

また、親の否定が減ることで、子ども自身の否定やストレスがへってくると、突然泣いたり怒ったりする感情の不安定さが少なくなります。

もともと子が持つ特性の程度より、ストレスで大きくなってしまった感覚過敏や癇癪がへり、問題行動も減ります

親の自己受容が進むとどうなる?

我が家も、一時期、小学生の子どもが、ストレス状態で外出を避けたがる時期がありました。

支援機関と相談して、周囲が子どもへの対応を変えるだけでは、子どもの様子は大きく改善しませんでした。

悩んだ私は「自己受容」や、別に紹介している「マインドフルネス」に出会い、自分を受け入れる事を取り組みました。

しばらくしてから、子どもは、学校への参加時間が増えていき、思わぬ優しさを私や兄弟にみせたりと、成長を感じさせる行動をみせてくれるようになりました。

親が「欠点もできない事もあるけれど、自分はこうなのよ」と

「あるがまま」の自分を否定せず、受け入れる事が大切でした。

まずはお母さんが自己否定を減らせると、次第に子どもは元気になっていきます

では、どうやれば「自己受容」を深める事ができるのでしょう?

お母さんの自己否定を減らすことが、ポイントです!

ありのままを受け入れる「自己受容」の方法

ここでは、子どもや自分の否定をやめ、現状をみとめるための「自己受容」のエクササイズを紹介します。

1:まずは嫌な気分になった時、自動的にでてきた思考と感情をみつけます。

2:その気持ちを我慢したり、否定するのでなく、自分に共感の言葉をかけます。

3、落ち着いたら、自分を苦しめている、「当たり前」と思う考えをゆるめます。

  または、どんなふうに考えたら、自分が楽になるか、幸せになるかを考えます。

 

実際の例をあげてやってみます。

例えば、お母さんが子どもを怒りすぎてしまい、自己嫌悪しているとします。

1:「怒らないって決めたのに、また怒ってしまった。自分ってダメだな」と考えて、「悲しさ」を感じている事にきづきます。

意識にあがらない自動思考になっていると、いつまで嫌な気分に支配されるので、まず、「悲しい」と感じている事に「気づく」ことが大切です。

2:「怒ってしまったことを悲しく思っているんだね」

「そうやって落ち込んでいるのは、自分だけじゃないよ」

自分に共感的な、しっくりくる優しい言葉をかけます。できるだけ、自分にとって気が楽になる言葉を、温かい雰囲気でかけてあげます。

感情を否定したり、抑え込むことで、感情は、より大きなストレスに変化していきます。

優しいことばで不快な感情をいたわり続けると、不快なサイズが小さくなっていきます。

ここで、自分への優しい言葉がけを、「え?そんな事ちょっと無理(汗)…」と違和感や嫌悪感を感じる人もいると思います。

私は、初めてこれを知った時、違和感でいっぱいで「できない…」と思って、やる気がしませんでした。

そんな人こそ、優しい言葉に取り組んだ方がいいかと思います。

自分に批判的で、自分への共感を避けていると、優しい言葉に違和感を感じるようです。

いつもと違うことをやってみると、最初は違和感があると思いますが、しばらく取り組んでみてくださいね。

慣れてくると、温かい気持ちになれますよ。

3:「子どもを怒らない方がいいけど、怒ってしまうこともあるよ」

と、「子どもを怒るべきでない」と「当たり前」と思っている思考を少し緩めます

ここで大切なのは、自分の中の緊張、嫌悪の元となる、「当たり前」に気づき、その強さを緩めることです。

また、嫌だと思うことを、すべて受け入れようとせず、今より受け入れる割合を増やすくらいでいいでしょう。

更に、もし、できそうなら自分の気持ちが楽になったり、自分が幸せになる考え方を探します

「子どもを怒ってばかりだけど、マインドフルネスや自己受容を知るきっかけになった。自分のネガティブな考え方を変えていくチャンスになりそうだ」

こちらは気持ちに余裕がないと難しいので、まずは上記の「当たり前を緩める事」をとりくみましょう。

「なんだか、うまくできなさそう…」

「やってみたけど、もっと嫌な気分になる」

そんな風に感じる方もいらっしゃると思います。

そんな時にはいくつか「コツ」があります、

自己受容をうながすコツについては、長くなるため、こちらの記事で紹介します。

「自分の気持ちを受け止められない。」自己受容ができない時のコツ【前編】

「楽しい事がわからない」自己受容ができない時のコツ【後編】

 

できない理由がわかって、取り組みのヒントが見つかりますよ。

自己受容を深めながら、悩んで苦しい子育ては、もうおしまいにして、今の自分や、今の子どもがどうしたいかに目を向けてすごしていきたいですね。

応援しています!

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