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不安が強い発達障害・グレーゾーンの子どもの「小学校入学式と新学期」。後1ヶ月!できる入学準備はなに?

発達障害対応
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入学式や新学期に不安でいっぱいではないですか?

3月になり、小学校新一年生は入学式、新学期まで、あと一か月

発達障害かグレーゾーンといわれているわが子。

初めての小学校、入学式、授業が本当にうまくいくのか、お母さんは不安でいっぱいになっていませんか?

入学式で立ち歩いたらどうしよう

クラスやロッカーの位置はわかるのかな?

わからない事や不安で、癇癪おこしたりしないかな?

でも、小学校最初のスタートはなんとか成功させたい!

いま何か準備できることはない?

そんな気持ちになっているのではないでしょうか。

多くの事を勉強できる小学校を怖い所と思ってほしくない。

小学校は安心して学べる場所であってほしい。

しかし、不安の強い子どもにとって、知らない先生、新しいクラス、しらない友達がたくさんいると当然不安になるでしょう。

子どもが小学校でよいスタートをきるため、出来る限りの準備をやって、入学式や新学期に望みたいですね。

我が家が、小学校入学式と新学期までに、学校にお願いした支援や準備を紹介できればと思います。

事前に準備できることは何がある?

初めての事、わからない事子どもの不安を増大させます。

しかし、小学校はわからないことだらけです。

少しでも不安を減らすため、入学式会場や教室など、できるだけ事前に親と一緒に、どこに何があるか確認しましょう。

ここでは、我が家が、入学式直前に、実際に行ったことを紹介できればと思います。

 

入学式の前に、式会場を見学させてもらう

入学式の会場を、不安を感じている親子に直前に見学してもらう事を取り組んでいる小学校は意外とあります

入学説明会で学校の方から、事前公開をしていると声掛けがあったり、特に全体への案内がなくても、先生に尋ねたら小規模で事前公開しているケースもあります。

式の飾り付けが終わった後、子どもが会場に集まって、中の様子をみせてもらえる学校も少なくありません。はじめての場所、雰囲気が苦手な子はぜひ参加したいですね。

式当日、親がどこか探す子も多いので、親がどのあたりに座っているかも伝えておきましょう

担任の先生と顔合わせとをさせてもらう

子どもが、だれに何をきいたらいいかわからず、困らないよう、クラスの先生と顔合わせをさせてもらいましょう。

「困った時は、この先生に相談したら聞いてもらえるよ」と子どもに伝えておきましょう。

また、入学直前か、入学後のできるだけ早い日程で、先生と面談をお願いしておきます。

私の自治体では、市が小学校の先生に、子どもを紹介するシートを作成できるよう、フォーマットをつくってくれていました。そういった物を利用してもいいし、自分でA4一枚程度にサポート内容をまとめてもいいと思います。

学校の中を見学する

新学期までに学校を全然知らない所でなく、見た事はある所にしておきましょう。

見学する時のポイントは、楽しそうだなと意識づけをする事と、自分が使う場所の把握です。

子どもが興味を持てるよう、こんな声掛けをしながら、学校内をまわりましょう!

「クラスの水槽に、魚がいるんだね!」

「校庭にのうんていと滑り台おっきいねー!」

◆クラスの見学

自分の席と、ロッカー位置を確認します。

自分の名前が読めず、場所がわからなさそうなら、お願いすればロッカーにマークをつけさせてもらえるかもしれません。

最初は名前順にならんでいることが多いと思います。

窓側や後ろの席だと気が散って、先生や授業に注目できないタイプの子どもは、希望の席の位置があれば、「最初の席替えで、可能なら席を変えてもらえないか」と相談しておきましょう

 

◆下駄箱の位置確認と目印

下駄箱が、子どもにわかりやすい位置なら良いのですが、下駄箱の真ん中あたりだと、見つける事に時間がかかり、焦ってしまうかもしれません。

我が家は、下駄箱の位置を確認させてもらったところ、わりと真ん中で、どこが自分のげたばこか、すぐに覚えられないと思われました。

先生に相談して、学校にあった、小さな青い丸型のシールを目印として貼らせてくださいました

自分だけが違う事を嫌がる子もいるので、子どもに貼ってもいいか確認したほうがいいですね。

◆トイレの位置と洋式のチェック

不安になるとおなかが不調になる子もいます。

教室からトイレへの位置関係を確認しておく方が安心できます。

また、教室に近いトイレは、すべて和式トイレというケースはまだ多いです。

お腹が痛いのに、使った事のない和式トイレしかなかった場合、子どもはたちまちピンチに陥ります(汗)

学校の中で洋式トイレがどこかにある可能性が高いので、最寄りの洋式トイレのあるところを確認しておきます。

ちなみに、和式をつかったことがない子どもは多いでしょうし、和式トイレを1年生が問題無く使用するには練習が必要です

学年があがっても、男子が初めて和式トイレをつかおうとしたら、わからなくてお尻をついた話も聞いたことがあります。

可能なら和式トイレの練習をしておくといいでしょう。

古い公民館とか、まだ和式が残っている場合もありますよ。

◆校庭になれる

園よりも、はるかに広い小学校の校庭も慣れておく方がいいでしょう。

飼育小屋のウサギを見て、学校内でいいなと思う場所をみつけておくといいですね。

校庭開放がされている時間があります。学校ホームページなどで解放日と時間を公開している事もありますよ。

学校が始まると、中休みに校庭にでることも多いので、不安なら事前に利用して慣れておくこともできますよ。

いつ、どうやって学校にお願いするの?

式会場や教室見学のお願い自体は、10月ごろの就学時健康診断や、1月ごろの入学説明会で、先生にお願いしやすいと思います。

そういった機会がすぎていても、事情を説明して、電話などで、お願いすることも可能かと思います。

発達に偏りがあり、初めての環境だと落ち着くことが難しいので、事前に子どもと見学させてほしい」と学校に伝えます。

日程は学校にできるかぎり合わせたい事を伝えると、意外と調整していただけますよ。

 

我が家は、事前にこれらの準備をして、式当日はだいたいみんなと同じように行動でき、新学期も荒れることなく一年生を始める事ができて、とても嬉しかったことを覚えています。

確認のために時間を作ってくださった学校の先生にも、とても感謝しました。

ゆっくりで不安の強い子には、新しい環境が少しでも乗り越えやすくなるよう、今できる見学や相談はやっておきましょう!

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