発達障害の子どもが新学期に安心してすごすために、何をしておいたらいい?
3学期は、小学6年生以外は、行事も少なくイレギュラーが少ない時期かと思います。
しかし、4月になれば、新しい先生、新しいクラスメイトに変わり、環境が大きく変化することも多いですね。
新学期は、環境変化に弱い発達障害の子どもは多く、「癇癪が増える、多動になる、こだわりが増える」など、色々な困りごとが増えがちです。
新学期をおちついて過ごすために、3学期から種まきが必要です。
3学期に親がやっておくとよい事をおつたえします!
校長先生に来年度の担任や配慮を相談する
担任の先生との相性に、左右される子どもは多いです。
先生との相性がよくて、問題が起きずに1年過ごせたが、先生が変わってから、うまくいかないことが多い。
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
来年度の担任は、学校や地域によるかもしれませんが、3月だとほぼ決定しているので、年末から1月には、校長先生に相談することをおすすめします。
校長先生にも、教員育成プランや配置の構想があるので、自分の希望が通るとも限りませんが、早くに伝えておくと、それも含めて検討してくださいますよ。
こんな場合に、人事の配慮をお願いしている事が多いと思います。
・不安が強く、男の先生だと恐怖を感じやすいので、女性の先生を希望したい
・担任が変わると、それに慣れるのにかなり時間が必要なので、同じ先生を希望したい
ダメもとで相談してみましょう!
希望が通らなくても、少しでも希望に近づくよう、校長先生も考慮してくださいますよ。
クラスメンバーの希望を伝える
どうしても相性が悪く、トラブルを繰り返す子がいます。
子どもにもそれぞれ事情があるのでしょうが、そんな子どもとは、お互いのためにクラスを離す方がよいと思われます。
クラスメンバーの相性は先生方も考慮してクラス分けをしますが、先生方が把握していな事もありますので、親の希望もつたえておきましょう。
時期は3月でも良いと思います。
こんな時に事前にクラスの希望をつたえておきましょう。
・トラブルを繰り返す同級生がおり、クラスを離してほしい
・不安になると問題行動が増えるので、安心できる同級生を同じクラスにしてほしい
頼りになる担任以外の先生とつながる
担任の先生が発達障害に理解乏しく、思うような配慮をしてもらえない。
こんな時、担任の先生やクラスを交換してもらうことは、現実的には難しいですね。
担任の先生が頼りにできない時、スクールカウンセラー、保健室の先生、通級の先生など、子どもと関わることができる先生との関係をまずは親が作っておきます。
我が家では、担任の先生とうまくいかない時や困りごとがあったときに、スクールカウンセラーに相談しました。
また、保健室の先生が特別支援コーディネーターを兼任していたので、子どものことを相談しておきました。
その後、子どもが教室で勉強することが苦しくなった時、カウンセリング室ですごさせてもらったり、保健室ですごさせてもらえることができました。
頼りにできそうな、担任以外の先生に連絡をとり、まず親が関係をつくっておきましょう。
その後、先生方が気にかけて動いてくださる事も期待できます。
他の先生から、担任にアドバイスしてもらえることもありますよ。
サポートシートの引継ぎや面談をお願いする
クラスメンバーや担任が変わったときが、一番配慮が欲しいタイミングですよね。
先生に、子どもの不安や特性をしっておいてもらって、合わない対応を避けてほしいタイミングです。
3月には、サポートシートを作成しておき、翌年度の担任が決まり次第、渡してもらうようお願いしておく事もできます。
サポートシートの管理の手間がかかるので、気が引ける時は、春休みの間か、新学期が始まってからできるだけはやくに、担任の先生と面談をお願いしておくといいかと思います。
我が家の経験的には、新学期直前でも、すでに在校している先生なら面談できます。
担任の先生が別の学校から移動してこられるときは、新学期以降の面談になりそうです。
まとめ
新学期を順調にすごすために、3学期に相談・準備をしておいた方がいい事は
・来年度のクラスメンバーについて相談
・頼りにできる先生を学校内で増やす
・サポートシートの引継ぎや面談をお願いしておく
親の不安は子に伝わりがちです。
環境変化に対して、できる事を準備したら、あとは「なんとかなる」と思ってすごしましょう。
きっと新学期には良い環境、良い出会いがありますよ!
応援しています!
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