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自閉症・情緒障害特別支援学級ってどんなところ?学校見学ポイントはこれです!

発達障害対応
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知的に普通だと、通常級以外の居場所はあるの?

発達障害の子ども小学校の通常級で、適応できずに悩んでいませんか?

小学校のクラスで着席できず、ほとんど教室の外にでていってしまう

ストレスを受けていて、感覚過敏がふだんより一層ひどくなっている。

子どもが学校にいくことを嫌がり荒れて、休みがちになってきた

支援機関に相談しても、状況が変わらず、苦しんでいませんか?

ひょっとしたら通常級は子どもが成長できるのにぴったりの場所ではないのかもしれません。

発達障害の子どもには、義務教育の通常級以外の選択肢として、「自閉症・情緒障害特別支援学級」があります。

ただ、開設していない地域も多く、情報収集に苦労する現状があります。

わが子は通常級から情緒の特別支援級に転学経験があり、情緒の特別支援級についてお伝えします

自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒級)とは?

ここでは発達障害の子どもに適応のある、自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒級)について説明したいと思います。

自治体によって幅がありますが、主に発達障害の診断があり、知的には正常域の子どもが、「自閉症・情緒障害特別支援学級」を利用できます。

情緒級では、通常の小・中学校の教育課程を基準にしながら、授業内容は子どもの実態に応じて決定されます。

情緒級は子どもの学力にあわせて、学習レベルが設定され、理解が不足していれば、下の学年の勉強を授業で実施してもらえます。

また、自閉症や発達障害をもつ子どもが,社会生活に適応できるような指導が行われています。

しかし、情緒級がない自治体もまだ多く、我が家は情緒級のある自治体へ引っ越しを決意しました。

そして3か所問い合わせをして、体制やできる支援の違いに驚きました。

そこから、情報がないと、何を見学で確認したらいいかわからず困りますが、支援の違いがでてくるポイントをお伝えしたいと思います。

特別支援級を見学するポイントについて              

見学した方がいいとわかっていても、学校のどんなところをチェックしたらいいの?

学校によって受けることができる支援級の状況は異なってきますが、どんな支援がありえるかわかっていれば、チェックもしやすくなりますね。

3つの市の情緒の特別支援級を見学して、みえてきたチェックポイントをお伝えします。

子どもによって必要な支援は違ってきます。

感覚過敏が強い子どもなら、机やいすなどで音のでない工夫、光をさえぎる工夫など環境に配慮が欲しいでしょう。

学習障害があり、学び方に配慮が必要な子どもだと、個別や必要に応じてタブレットを利用できると理解がすすむでしょう。

友達も多く、ほとんど通常級ですごせる子どもだったら、通常級での交流級が多い方が成長できそうです。

どんな支援をうけることができるか、見学してチェックしていきましょう。

勉強の進め方

教科や学年によって、勉強科目の進め方は異なってきます。

小集団で、黒板を使って同じ科目を同時に勉強している

・同じ教室内で、子どものレベルにあわせて、複数の子どもが個別でプリントで学習をしている

・科目によって個室で、個別勉強を受けさせてもらう

算数、国語など積み重ねが重要な科目は支援級で学習し、その他は子どもが適応できるのなら通常級で、難しければ支援級ですごすという事がよくあるケースのように感じます。

少ないケースですが、科目によって支援級で先取り学習をして、通常級の一斉授業に参加し、通常級参加を目指す子どももいました。

どんなパターンで実際に勉強しているか確認してみましょう。

学校の位置や校舎のつくり

学校に見学に行ったら、壁と扉のない学校で、ロッカーで廊下と区切りをつけている所がありました。

支援級は扉がありましたが、音や光の刺激が苦手な子には、通常級との交流はしづらくなるなと思われました。

また、線路のそばの学校だと、低学年だと電車がとおるたびに子どもの注意が電車にそそがれると聞いたこともあります。

学校の位置や、校舎の中のつくりも確認しておきます。

通常級との交流の程度

地域によって、情緒級の中のクラス分けの仕方や学習の進め方は異なっています。

どんな進め方だと子どもが伸びそうかイメージしてみましょう。

こんなパターンがありました

・情緒級と知的特別支援級の子どもたちを学習時には混合クラスにして、学習進度でクラス分けをする。通常級との交流はほとんどなく、支援級独自のカリキュラムですすめていく

子どもの実態に合わせて柔軟に通常級に参加しており、ほとんど支援級で過ごす子や、ほとんど通常級ですごすがいる。

子どもの能力や、状態にあわせて柔軟にとりくめるといいですね。

支援員の人数や配置時間

支援員の人数で、授業に適応しない子どものサポートや、通常級との交流、個別対応がどの程度できるかも変わってきます。

支援員がいないため、授業中に教室から出ていく子どもを担任が対応する必要があり、授業が中断されるというクラスもあるようです。

きめこまかいサポートを希望する場合は支援員さんの存在は大切になってきます。

ただ、短時間勤務の支援員がたくさん所属していると、安心できない子どももいると思います。

支援員がおらず、情緒級でずっとすごす地域もあるので、通常級との交流を希望していたり、個別対応が必要な子どもは確認しておくといいですね。

感覚過敏や刺激に対する配慮

椅子や机に音が出なくなる工夫がされているか、刺激で集中できなくなる子どもにパーテーションで刺激を減らす工夫があるかなど聞いてみましょう。

トラブルでイライラしていたり、どうしても勉強にとりくめない時に、おちつくためのクールダウンスペースがあるかも確認してみましょう。

自立活動は何をしているか

支援級に独自にある、「自立」という科目。

この時間にゲームをしたり、畑仕事をしたり、時にはDVDを見たりと目的に合わせて色々な活動をしています。

全授業 勉強だとつらくて過ごせない子どももいるので、自立でどんな活動をしているか聞いてみます。

先生の特別支援勉強会がある?

通常級の先生は、勉強することがたくさんあります。

特別支援の方法や子どもにあった支援や手立てを考えるための勉強まで手が回らず、手段が乏しいと感じる先生もいらっしゃいました。

わが子が所属する特別支援級では、新しく配置された先生は定期的に勤務時間内に特別支援の勉強会に参加できるようになっていました。

先生には聞きづらいことですが、先生が特別支援の勉強をできる体制がととのっているか聞いてみるのもよいと思います。

いつ見学や申し込みができる?

見学や転学できる時期は?

多くの場合、学校に相談すれば、随時見学させていただけるかと思います。

しかし、刺激に反応しやすい情緒級の子どもを大切にして、授業公開の時のみ見学可能としている地域もあります。その場合年に2、3回程度しかチャンスがありません。

また、情緒級に転学するために、教育委員会の就学相談が必要となります。

年度の途中から情緒特別支援級に転学目的の引っ越しは極力避けるよう希望される自治体もありました。

年度途中から教員を増やすことができず、子どもの人数が増えると、在籍する子どもに安定したサポートを提供できなくなるからです。

その場合、次年度から転学可能になります。

すぐに見学も転学もできない場合があるので、早めにうごきだしましょう

新一年生の申し込みはいつ?

自治体によって、締め切りは異なってきますが、私の住む自治体では、新一年生が特別支援級に所属するための就学相談申し込み締め切りが7月となっていました。

秋ごろに申し込みをした場合、通常級にひとまず所属してから、転学する手続きとなり、翌年6月から特別支援級に所属という形になるとのことでした。

申し込みの前に、相談員との面談が必要で、それもすぐに予約がとれない事もあります

悩んでいる人はひとまず市役所に連絡して、面談だけでもすることをお勧めします。

また、現在情緒の支援級が開設されていなくても、市に今後の予定について、メールを利用して問い合わせたら、開設予定について教えてもらえたことがありました。

市役所の窓口では教えてもらえなかったので、情報を得るために、問い合わせる場所も大事かと思いました

 

いかがでしたか?

地域や学校によって、受けられる支援は変わってきます。見学に行って、先生にも直接話を聞いて確認するとよいでしょう。

見学や申し込みもすぐにできない地域があるので、はやめに動き出せるほうがよさそうです。

自分の子どもにあった支援のある小学校をみつけるために、情報収集がんばってくださいね!

 

 

 

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